~自信が持てずに苦しいあなたへ~
「昨日の自分を超えていこう」はウソ?

「あの人はすごく仕事が出来て、周りからも信頼されている。それにくらべて私は…」
「あの人は性格も明るくて友達もたくさんいてうらやましい。それにくらべて私は…」
このように周りと自分を比較して、「それにくらべて私は…」と自分を卑下してしまう人は本当に多いです。自分に自信が持てずに、どうしても周りの人たちの方が自分より優れているように見えてしまう。この気持ち、とてもよくわかります。私もかつては同じように自分を卑下して苦しんでいましたから。
 
【昨日の自分を超えていけで自信はつく?】
こんな時によく言われるのは「他の人と自分を比較するのではなく、昨日の自分と比べましょう。そして、ほんの少しでも成長しているところがあれば、そんな自分をほめてあげましょう」というアドバイスです。私も色んな自己啓発本やセミナーで何回もこのような言葉を聞きました。
でもこのアドバイスで、本当に自分に自信がついて生き生きと幸せに暮らせるようになる人ってどのくらいいるでしょうか?少なくとも私はこのアドバイスではほとんど自信なんて持てませんでした。
 
【どうして自信が持てないの?】
「他人ではなく、昨日の自分と比べましょう」と言われても自信が持てない理由。私は二つあると思っています。
一つ目は、そもそも昨日の自分ってそんなに乗り越え甲斐がある?っていうことです。
これがイチローとか大谷翔平くらいの人であれば、昨日の自分を乗り越えることで、さらに自信もついてくることでしょう。努力のし甲斐もあるというものです。
でも、自信を失っている人からすれば昨日の自分なんて「しょぼい(と思い込んでいる)」存在です。そんなしょぼい相手より1㎜位前に進んだからって、それで自信なんてつくでしょうか?結局はしょぼい自分に向き合う苦しさの方が上回って、努力が続かなくなってしまうことの方が多いような気がします。
もう一つは「そもそも人は他の人と比較しないではいられない」ということです。相対主義なんて難しい言葉を出すまでもなく、人は自分が優れているかを周りの人と比べて判断しているというのは納得してもらえると思います。いくら昨日の自分より成長していても、周りには依然として自分よりも優れている(と自分は思っている)人がいっぱいいる…。となったら、いくら「他の人と比べるのは意味がない」と言い聞かせても、やはり気になってしまうものではないでしょうか。
 
【自信を持てるようになるために】
では、どうすれば自信が持てるようになるのか。その為には、根本的なところから意識を変えていく必要があると思います。
 
そもそも自信を持てない人が「昨日の自分を超えていく」と思う時、それをより正確に言えば「昨日のダメな自分を超えていく」ということになります。つまり「自分を超えていこう」と努力することが、そのまま「ダメな自分と向き合う」ことになるわけです。
これは相当苦しい努力です。「俺はダメな自分と向き合っても乗り越えられる強靭な精神力がある!」と言える人であれば、それでもいいでしょう。でもそんな人は稀でしょう。私も含めて、ほとんどの人は、ダメな自分に向き合う苦しさに耐え切れずに努力が続かなくなってしまうのではないでしょうか。
 
つまり大切なのは、自分を乗り越える努力の前に「今の自分をそのまま受容してあげる」ことなのです。
「それが出来ないから苦しいんじゃないか!」という声が聞こえてきそうです。そうです。確かに今まで自分をダメだと卑下した人にとって、いきなり自己受容しろと言われても、それは無理というものでしょう。
だからこそ、自己受容の為には支えてくれる相手が必要です。今の自分を常に受け止め、あなたの成長を信じてくれる人。そして、あなたが自信を持って幸せに生きられるようにその道筋を示してくれる人。そうです。それがカウンセラーである私の役目だと思っています。
 
あなたが自信を持って生き生きとした人生を生きられるよう、私はいつも応援しています。